バルカン半島の音楽
邦楽洋楽ももちろん好きですが、民族音楽や、英語圏以外のポップを聴くのも好きです。
特別このアーティストが、というより、適当にYouTubeで[どこどこ folk] [どこどこ pop] とかって入れて聴くだけ。
単純に英語以外の言葉の響きを聴いたり、その地域独特の音階や雰囲気を感じるのは楽しいです。
そこで気づいたのは、ブルガリアやギリシャなどの南東ヨーロッパ(バルカン)の音楽って、古典音楽でも現代音楽でもけっこう中東音楽の雰囲気を感じられるいうことです。歴史的にオスマントルコの支配を経験した地域なので、そもそも文化面でトルコの影響があるのですが、音楽でも割と顕著に表れてて少し驚きでした。古典も現代もっていうか、単純にポップ音楽にも古典音楽要素が取り入れられてたりするって感じなのかな。例えば、ブルガリアには音楽のジャンルのひとつに「Chalga」というのがあって、Wiki先生に聞いてみると、
チャルガ(ブルガリア語:Чалга / Chalga)はブルガリアの音楽のジャンル。各種のバルカン半島の音楽に影響を受け、ロマ音楽、トルコ音楽などの要素をミックスした流行音楽である。ポップフォークとも呼ばれる。ギリシャやトルコ、そしてセルビアをはじめとする旧ユーゴスラビア諸国の音楽をアレンジしたカヴァー曲も多い。
とのこと。ChalgaでYoutube検索してみるとそれはもう素晴らしい、異文化のポップが溢れているんです。
何も知らず聴いたら普通に中東圏のどこかのポップ音楽だと思ってしまいそうなくらい。使われてる音階がそもそもかなり中東チック。
ヨーロッパ音楽とひとつに言っても、各地域で実に多彩。当たり前と言っては当たり前なんですが、ちょっと聴いてみたり覗くだけでありありと実感できますね。まあそもそも、ヨーロッパ、というように、ある地域を大きな分類で括るのは正しくないんですけどね。またヒマな時に、Youtubeでフォーク・ポップフォークの旅に出ようかなあ。
◆オススメのChalga(mix)